社会人になったら生命保険に入るべき? 就職時に必要な保険は?

生命保険

社会人になったときに生命保険への加入は必要なのでしょうか? 就職した際に必要となる保険、保険の考え方について解説します。

社会人になったら生命保険は入ったほうが良いの?

社会人になったら、というお話を始める前に、まずはライフステージについて少しお話をいたします。

ライフステージとは人生を歩んでいく段階のことですが、一般的には大きく分けると以下の段階に分けることができます。

  1. 独身
  2. 夫婦
  3. 夫婦+子供
  4. 夫婦(子供が独立後)
  5. 夫婦(老後)

社会人になったということは①のステージに立ったということです。

よって、今後については経済的に自立し生活していかなくてはならないのですが、万一(死亡・入院など)が発生した場合に、経済的な負担を誰かが負うことになります。

この経済的な負担を親や兄弟姉妹に掛けないようにする手段として生命保険(死亡保険・医療保険など)に加入し準備をするのが好ましいということです。

社会人になったら入っておいたほうが良い保険

「生命保険」と一口に言っても多種多様で、なかなかピンとこないかと思いますので、一般的に社会人になったばかりの方が必要性を感じ加入を検討される保険種類について見ていきたいと思います。

医療保険

病気やケガが原因で入院することは、老若を問わず出てくるかもしれません。入院時の経済的な負担を補うための保険が医療保険です。

公的な医療保険(健康保険など)や高額療養費制度などもありますが、差額ベッド代や食事代など適用外の費用項目も考慮し、また、長期間の入院を余儀なくされる病気などもありますので、経済的に困窮しないよう医療保険には加入しておいた方がよいでしょう。

就業不能保険

社会人になったばかりの若い方でも、仕事ができないような重篤な病気にかかるリスクや障害状態、介護状態になるリスクは少なからずあります。

収入が途絶えた上に医療費の出費がかかってしまうと経済的にかなりのダメージを受けてしまいます。この収入減を補うための保険が就業不能保険です。

資産形成型の保険

社会人になって収入を得て、現状では金銭的にゆとりを感じている方もいらっしゃるかと思いますが、無駄遣いはしてはいけません。

冒頭でお話しました通り、まだまだライフステージは始まったばかりです。今後のライフステージを踏まえ将来に向け少しずつでも資産形成を始めましょう。

世の中には色んな資産形成の商品がありますが、昨今の日本を取り巻く金利情勢は低い金利環境にあり、色んな金融商品の中から少しでも効率良く資産形成ができるような金融商品を選択するように心掛けましょう。

保険商品の中でも、将来に向けた資産形成に適した商品が多数ありますので、その商品の特性を十分理解して加入するようにしましょう。

こちらの記事も参考にしてみてください。

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保険に加入する際のポイント

保険に加入する際の重要なポイントはいくつかあります。

  1. 今の自分にどういう保険が必要かを検討する
  2. 先のライフステージのことも視野に入れて検討する
  3. 加入する保険に無理・無駄がないようにする

保険料はできるだけ低くしておく

重複しますが、社会人になったばかりであればまだまだライフステージは始まったばかりです。先のライフステージで必要となる保険や色んな出費の項目が生じてきます。

現状では十分に払えていたとしても、将来支払いが困難になればやむを得ない解約や減額などにより本来必要な保障が機能しなくなる可能性が出てきます。

上記でも述べましたが継続的に保険を続けていくためには無理・無駄がない保険加入を心掛けるようにしましょう。

内容を把握してから加入する

お客様には必ずお話しすることなのですが、保険は『入口』よりも『出口』が大事です、ということです。

どういうことかと言いますと、万一(死亡や入院など)時にきちんと想定していた通りに機能してくれる保険加入でないといけないということです。

保険加入の際に提示される保険商品のパンフレットや商品概要説明書、約款などの各種書類をもれなく確認し、契約内容を十分納得した上で保険加入するように心掛けましょう。

まとめ

これまで就職して社会人になった場合の保険の準備が必要なのか、加入する際に検討すべき項目について見て参りましたがご理解いただけましたでしょうか。

何度か触れましたが、就職して社会人になったら経済的に自立することが社会的にもご両親や周囲の方からも求められます。

今後社会人としての生活を送っていく中で想定しておかなければいけない出費の項目、また病気やケガなどの普段なかなか想像しない出費についても当然準備が必要となります。

初めての保険準備を検討される場合、上でも述べましたが今後のライフステージのことや社会保障制度、今後の健康上の様々なリスクなどを総合的に加味し検討し、無理・無駄な加入をしないように心掛ける必要があるでしょう。

検討される際はライフプランニングや社会保障制度、医療現場の現状、資産運用などの知識を深め経験豊富なファイナンシャルプランナーに是非相談されてみて下さい。

無理や無駄、また後悔しない保険準備が可能になるかと思います。

執筆者

坂本 雄一(ファイナンシャルプランナー)

1993年大学卒業後、熊本の地方銀行に入行。融資業務、預金業務、資産運用業務を経験。より顧客の人生設計(ライフプラン)やマネープランに銀行員として的確にアドバイスがしたく16年3か月の行員生活に終止符を打ち、外資系金融機関へ転職。その後は、よりファイナンシャルプランナーとしての活動の幅を広げるべく独立し現在に至る。熊本県下最大の住宅展示場で資金相談会も定期的に開催中。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士住宅ローンアドバイザー
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