糖尿病でも入れる生命保険を探す方法

生命保険

七大生活習慣病のひとつとして名前を聞くことも増えた「糖尿病」ですが、そういった持病があると、保険には入れない、と考えている方も多いのではないのでしょうか。今回は、糖尿病の方でも加入できる生命保険についてご説明します。

糖尿病の種類と基準

国立国際医療研究センター糖尿病情報センター(http://dmic.ncgm.go.jp/)によれば、糖尿病は、その成りたちによっていくつかの種類に分類されますが、大きく分けると「1型糖尿病」、「2型糖尿病」、「その他の特定の機序、疾患によるもの」、そして「妊娠糖尿病」があるようです。

以下、種類について引用致します。

糖尿病の種類

1型糖尿病

1型糖尿病では、膵臓からインスリンがほとんど出なくなるため、血糖値が高くなります。

生きていくために、注射でインスリンを補う治療が必須となります。この状態を、インスリン依存状態といいます。

2型糖尿病

2型糖尿病は、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりすることによって血糖値が高くなります。

2型糖尿病となる原因は、遺伝的な影響に加えて、食べ過ぎ、運動不足、肥満などの環境的な影響があるといわれています。

すべての2型糖尿病患者さんに生活習慣の問題があるわけではありませんが、血糖値を望ましい範囲にコントロールするためには、食事や運動習慣の見直しがとても重要となります。

飲み薬や注射なども必要に応じて利用します。

その他の特定の機序、疾患によるもの

糖尿病以外の病気や、治療薬の影響で血糖値が上昇することがあります。

妊娠糖尿病

糖は赤ちゃんの栄養となりますが、多すぎても、少なすぎても、成長に影響を及ぼすことがあります。

そのため、お腹の赤ちゃんに十分な栄養をあげながら、細やかな血糖管理をすることが大切です。

妊娠中は絶えず赤ちゃんに栄養を与えているため、お腹が空いているときの血糖値は、妊娠していない時と比べて低くなります。

一方で、胎盤のホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、食後の血糖値は上がりやすくなります。

妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めてわかった、まだ糖尿病には至っていない血糖の上昇をいいます。

多くの場合、高い血糖値は出産の後にもどりますが、妊娠糖尿病を経験した方は将来糖尿病になりやすいと言われています。
引用元:http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/010/010/01.html#04

糖尿病の判断基準

多くの場合、糖尿病になるときは、ある日突然、血糖値が高くなるのではありません。

はじめは正常な範囲の血糖値だったのが、少し高くなり、徐々に糖尿病の範囲まで高くなっていくのです。

正常から糖尿病になるまでの段階は、血糖値の高さで、正常型、境界型、糖尿病型と3段階に分類されます。

糖尿病型が2回確認できる、など一定の条件を満たして初めて、糖尿病と診断確定されます。

気づきやすい目安としましては、高い血糖値が続いていれば、糖尿病の可能性が高いと言えます。

具体的には、血液検査でわかる血糖値とHbA1cが基準値より高いかどうかで診断します。

次のうち、いずれか該当される方は、糖尿病の疑い(糖尿病型)です。

●空腹時血糖値(10時間以上絶食後の、早朝空腹時の血糖値)126mg/dL以上
●HbA1c 6.5%以上

「糖尿病型」が同日または別の日に2つ確認されると糖尿病の診断確定となります。

糖尿病患者の生命保険の必要性

一旦、糖尿病と診断されると治療が開始されることになりますが、治療方法も症状や血糖値などによって、食事療法、運動療法、薬物療法のいずれか、または組合わせによって治療することになります。

この治療はいずれも長期間時間を要し、症状や数値によっては日常生活を制限され入院治療を余儀なくされるケースも考えられます。

また、長期間の入院生活には多額の費用が掛かってしまいます。

これを踏まえても、少しでも血糖値に異常や不安を感じたら先のライフステージの事も視野に入れ、早期に終身タイプの医療保険や万一時に備えた死亡保険の検討をした方がいいと言えるでしょう。

ただし、必要性を感じた時は既に保険加入が難しい、といった事案は私も多々経験しています。健康なうちに、また1歳でも若いうちに後悔の無い保険準備を心掛けるようにしましょう。

糖尿病でも入れる生命保険

では、糖尿病の方でも加入できる生命保険はどういった種類があるのかを見ていきたいと思います。

一言に糖尿病と言っても、人それぞれ糖尿病の型や治療期間、年齢やインスリン治療の有無等によって加入できる保険が違ってきます。

一般的な医療保険は難しい

一般的な医療保険では、「糖尿病」の治療中もしくは治療歴があると加入は難しいと考えた方がいいでしょう。

ただし、妊娠糖尿病については、治療内容や数値、他疾患の治療の有無などにより各保険会社の査定や引受可否が異なる為、事前に加入を検討している保険会社に相談されてみることをお勧めします。

引受基準緩和型医療保険

引受基準緩和型の医療保険は読んで字のごとく、一般的な医療保険と比べて加入できるお体の要件を緩くした商品であり、簡単な告知項目に該当が無ければ加入ができる商品です。

当然「糖尿病」の方も告知に該当が無ければ加入が可能な医療保険です。

注意すべきは、加入できる方のお体の要件は緩和されていますが、一般的な医療保険よりも保険料は高くなりますので、継続可能な範囲での保険加入が望ましいと言えるでしょう。

また、多くの保険会社の引受基準緩和型医療保険が加入後の一定期間は保障額が半額になるなどの減額支給の要件を設定していますので、加入の際は注意や確認が必要です。

無選択型保険

無選択型保険とは、告知なしで加入できる保険のことです。

一般的な生命保険や引受基準緩和型保険では加入が困難な方が、最後に検討する保険ということになります。

無選択型保険には健康状態の告知がなく、健康状態にかかわらず誰でも加入できるところが最大の特徴です。

誰でも加入できることが最大のメリットですが、保険会社が保険金・給付金を支払う確率が高くなるので、保険料も非常に割高になります。

その他、さまざまな制約もあるので、あわてて割高な保険に加入するのではなく、まずは一般的な保険や引受基準緩和型保険から検討してみることが賢明でしょう。

糖尿病予備軍の場合は保険加入に影響する?

上記でも触れましたが、一旦糖尿病と診断確定されたら一般的な医療保険や死亡保険に加入するのは非常に難しくなります。

また、糖尿病と診断確定されないまでも、保険加入時に血糖値やHbA1cの数値が高い場合、保険会社の査定の引受条件に合わず、保険加入が困難なケースや割増保険料などの条件付きでの引受になるケースも出てきますので注意が必要です。

繰り返しになりますが健康上問題が無いうちに先のライフステージの事も視野に入れ保険準備を心掛ける必要があると言えます。

加入後に糖尿病になったら?

「糖尿病」は完治という概念がない病気とも呼ばれ、一旦糖尿病になると日常の食生活や血糖値、HbA1cの数値管理を徹底していく必要があります。

尚、上述の通り、新たな保険加入を考えるには一定の制約を受けることになりますので、健康に問題が無いうちにライフプランに合った保険加入を検討、見直しをしておくことが望ましいでしょう。

糖尿病のリスクに備える保険とは?

「糖尿病」に罹患した場合、病状によっては入院が長期化するリスクが生じますが、「糖尿病」を含めた七大生活習慣病で入院した際に保障される入院日数を無制限に出来たり、保障される入院日数を延長できる特約をセットできる商品も各保険会社から販売されており、こういった事象の発生の可能性も加入する際の検討材料の1つとして保険商品選びを心掛けましょう。

まとめ

大切なご家族が「糖尿病」と診断されたらどうでしょう。

既に「糖尿病」と向き合っている方もいらっしゃるでしょう。

残念ながら現代の医療をもってしても糖尿病は完治する病気とは言えず、一旦「糖尿病」と診断されれば、今後合併症を起こさせない、今ある合併症を悪化させないために、糖尿病とうまく付き合っていく必要があります。

保険については、昔に比べ「糖尿病」に罹患したからといって全く保険加入できないことはありません。

今後の対策を講じる際はファイナンシャルプランナーに是非ご相談されてみて下さい。

執筆者

坂本 雄一(ファイナンシャルプランナー)

"1993年大学卒業後、熊本の地方銀行に入行。融資業務、預金業務、資産運用業務を経験。より顧客の人生設計(ライフプラン)やマネープランに銀行員として的確にアドバイスがしたく16年3か月の行員生活に終止符を打ち、外資系金融機関へ転職。その後は、よりファイナンシャルプランナーとしての活動の幅を広げるべく独立し現在に至る。熊本県下最大の住宅展示場で資金相談会も定期的に開催中。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士住宅ローンアドバイザー
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