掛け捨て型の生命保険とは

生命保険

生命保険には「掛け捨て型」と「貯蓄型」があります。
「掛け捨ては勿体無い! 生命保険で貯蓄も兼ねて捨てるものがないほうがお得」という考え方と「生命保険は掛け捨てで十分、貯蓄は別の方法ですればいい」という考え方があります。

今回は、掛け捨て型の生命保険について、ご説明したいと思います。

「掛け捨て型」の考え方

保険料は保険会社が事業を維持していくために必要な経費等に充てられる「付加保険料」と死亡保険金や満期保険金の支払いに充当する「純保険料」で構成されています。

いわゆる「掛け捨て型」の保険の純保険料の中には、養老保険のような満期保険金に充当するための「純保険料」は含まれていませんので、死亡保険金に対する部分の「純保険料」のみとなります。

死亡保険金に対する「純保険料」は標準生命表という過去の死亡率の統計を基に計算されていますので、「掛け捨て型」でも「貯蓄型」でも純保険料に差はありません。

掛け捨て型のメリット

では、掛け捨て型のメリットとはどういうところなのでしょう?

保険料が安い

掛け捨てではない貯蓄型の保険に比べると保険料はかなり安くなります。

例えば30歳男性が60歳まで保障のある1,000万円の定期保険に加入する場合、途中の解約返戻金が全くない、掛け捨て型の生命保険ですと保険料は2,000円くらいで現在販売されています。

2,000円を30年間払い続けた場合支払う保険料の総額は
2,000円×12か月×30年=72万円
となります。

無事に60歳になったときには72万円を掛け捨てたことになります。

では、貯蓄型の生命保険に加入するとどうなるでしょう?

30歳男性が60歳満期、保険金額が1,000万円の養老保険に加入する場合、保険料は27,777円くらいで現在販売されています。

27,777円を30年間払い続けた場合支払う保険料の総額は
27,777円×12か月×30年=約1,000万円
となります。

満期で1,000万円受け取るので、掛け捨てた保険料はありません。

ただ、この例の場合、同じ死亡保障を確保するために月々の保険料が10倍以上となっています。

手厚い保障が受けられる

逆に同じ保険料を支払った場合、例えば30歳の男性が27,777円の保険料を支払って60歳まで保障のある定期保険に加入する場合、13,888万円の保障が確保できる計算となります。

このように掛捨ての保険の場合は、貯蓄性の高い保険に比べて、安い保険料で手厚い保障が確保できると言えます。

掛け捨て型の保険の主な種類

では、掛け捨て型の保険にはどういうものがあるのでしょう。

定期保険

保険期間中に死亡、高度障害状態になったときに保険金が支払われます。満期保険金はありません。

収入保障保険

保険期間中に死亡、高度障害状態となったときに保険金が年金形式で支払われます。この年金は、保険期間中支払われます。毎年又は毎月受け取れますが、一時金として受け取ることもできます。一時金として受け取る場合は年金形式で受け取る総額よりも少なくなります。満期保険金はありません。

保険に加入してすぐに亡くなった場合、支払われる期間が長いため受け取り総額が多額になりますが、保険期間満了間際に亡くなった場合は、支払われる期間が短いため受け取り総額が少額になります。

逓減(ていげん)定期保険

保険期間の経過に応じて保険金額が減っていく定期保険です。

例えば3,000万円の逓減定期保険に加入した場合、1年後の保障額は2,700万円、2年後は2,400万円、3年後は2100万円というように毎年保険金額が下がっていきます。

保障額は下がっていきますが、支払う保険料は一般的に契約当初から満期まで一定です。
満期保険金はありません。

三大疾病保険

がんと診断された場合、あるいは急性心筋梗塞・脳卒中で所定の条件を満たした場合に死亡保険金と同額の保険金が支払われます。

一度保険金が支払われると保険契約は終了しますので、その後亡くなっても死亡保険金は支払われません。

三大疾病に罹患せず、他の病気やケガで亡くなった場合は死亡保険金が支払われます。
満期保険金はありません。

就業不能保険

死亡や高度障害状態で支払われる生命保険の分類には入りませんが、けがや病気で仕事ができなくなり、就業不能期間が一定期間継続したなどの場合、入院、通院の別は関係なく、一定の条件を満たすと毎月給付金が支払われます。満期保険金はありません。

掛け捨て型を選ぶケース

「掛け捨て型」のメリットは保険料が安いため

  • もう1人子どもがほしいので、妻の収入をあてにしなくて良いように保険料を少なくしたい家庭
  • 子どもの教育費がかかりだしたので、毎月の支払いをできるだけ抑えたい家庭
  • 住宅ローンの支払いがあり、できれば繰り上げ返済をして早くローンを終わらせたい家庭
  • 将来のライフプランの実現のため貯蓄をしたいので、保険料はできるだけ抑えたい家庭

などは「掛け捨て型」が合っています。

逆に貯蓄はできないけれど、保険料として払うことはできるという方には「貯蓄型」が向いているかもしれません。

まとめ

「掛け捨て型」の保険料が安いからと、あれもこれも加入していると支払う保険料の総額が思った以上に増えてしまうこともあります。

自分の家庭には何が必要なのかをしっかり把握して、一番無駄のない保険に加入することが大切です。
ライフプランを含め、ファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。

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