生命保険の見直しが必要な理由とおすすめ時期を徹底解説!

生命保険

ファイナンシャルプランナーとして活動をする中において、ご面談させていただくお客様からよく生命保険の見直しをいつしたらいいのか教えて欲しい、とか「生命保険の見直し」という言葉をよく耳にするが、見直しが必要な理由を教えてくださいといったお話をよくいただきます。

なぜ生命保険の見直しが必要なのか、生命保険の見直しの適切な時期について解説して参ります。

なぜ生命保険を見直す必要があるのか?

生命保険の見直しと一言で言っても、見直しの必要性はいくつかの理由があります。以下の内容をご確認下さい。

生命保険商品は日々変化している

生命保険の保険商品は日々変化、進化しており、一度加入したからといって見直さずに続けていると、医療現場の治療の状況や社会保障制度の改正等によって、万一があった時に本来必要とされる保障内容になっていなかったり、反対に必要でない保障に多くの保険料を負担していたりしてしまうケースも生じてきます。代表的なものは以下のケースです。

  • 奥様死亡時の公的遺族年金が平成26年4月から支給が開始しましたので、奥様死亡時の保障は遺族年金を加味して保障の準備や減額等、見直しの必要性はないか。
  • 平均寿命が延びたことで保障期間を定めた死亡保険の料率は低廉化しており、見直すことで保険料が安くできる可能性がないか。
  • がん治療の医療現場も以前に比べ治療方法も多様化、変化しており、きちんと治療できる保障内容になっているか。

など、不定期的な見直しの必要性があります。

ライフステージごとにお客様に最適な商品も変化

人生を歩んでいくと、一般的にライフステージの変化が生じます。
ライフステージごとに必要な保障や保障額が変化しますので、最低でもライフステージが変化するごとに生命保険の見直しを図る必要があります。ライフステージの変化は以下の通りです。

  1. 独身
  2. 夫婦
  3. 夫婦+子供
  4. 夫婦(子供が独立後)
  5. 夫婦(老後)

保険加入後に不満を感じても手遅れ

ライフステージが変化した時に生命保険の見直しをこまめにしていないと、いざ生命保険を利用する事態が発生した時に、「保障額の不足」や、準備していなかった項目での出費が必要になり、生活自体にかなりの負担が掛かることも想定されます。
後で保障内容に不満を感じても手遅れなのでこまめに見直すように心掛けましょう。

生命保険を見直す2大メリット!

次に、生命保険を見直す際のメリットについて見て参ります。

保障内容の見直しにより保険料を安く抑えられる

上記でも述べましたが、平均寿命が延びたことで保障期間を定めた死亡保険の料率は低廉化しており、保障の内容は変えずに保険料を下げることは十分に考えられます。

また、保険商品のなかにはたばこを吸わない方には割引料率を適用している保険会社・保険商品もありますので、以前はたばこを吸っていたが、今はたばこを吸っていないという方も見直すと保険料がお安くなる可能性もあります。

最適な生命保険に加入できる安心感

自分が加入している保険が自分に合っているのかを気にされるお客様も多く、不定期的に見直されることで必要な保障内容に合った保険加入が可能になります。

その場合、お客様ご自身の今置かれた状況を踏まえ、必要な保障額を満たしているか、また必要以上の保障に対して保険料の負担をしていないか等のチェックをしてもらえるFPの存在が不可欠と言えるでしょう。長期的かつ不定期的に見直しの相談ができるFPとの関係性を作ることが安心できる保険加入の早道と言っていいでしょう。

生命保険を見直す5つのポイント

生命保険を見直すポイントを以下に記します。

ポイント1 保険の種類

必要な保障額を準備する際、加入する保険種類によって保障される期間や保障額が変わってきます。また掛け捨てタイプの保険と貯蓄性を兼ねた保険商品では保険料も変わってきます。
ご自身の家計収支に合った保険を選択するように心掛けましょう。

ポイント2 保障金額・解約返戻金・満期保険金

保険金額は必要な保障額を満たしているか。また掛け捨てタイプの保険を選択するのか、貯蓄性を併せ持った保険を選択するのか、満期で満期保険金を受取りたいのかを検討する必要があります。

ポイント3 保障期間

保障期間は必要な期間をきちんとカバーできているかを検討する必要があります。

ポイント4 保険料

必要な保障額を満たした上で保険の見直しをすることで保険料が安くならないかを検討することにより保険料を節約することができます。

ポイント5 被保険者・保険契約者・保険金受取人

保険加入の状況(契約者・被保険者・受取人)は適切か、変更が必要なら早期に変更をしておく必要があります。

生命保険を見直すべきおすすめのタイミングとそのポイント

不安に感じた今

現在、もし加入している生命保険に不安を感じていらっしゃるなら、早期に保険内容のチェックをされることをお勧めします。

なぜなら、生命保険の加入には健康上の制約・制限がありますので、せっかく生命保険の加入や見直しを検討される際に保険加入できないことも考えられます。

ライフステージが変化するとき・ライフイベントが発生したとき

ライフステージの中で様々なイベントがあり、それをライフイベントと呼びますが、ライフイベントが発生した時も生命保険の見直しの時期と言ってよいでしょう。

結婚

万一時の保障の準備の必要性が考えられます。

妊娠・出産

お子様出生後の万一時の保障追加の必要性が考えられます。

離婚

保障の必要性が無くなることや受取人等の変更の可能性が考えられます。

転職・独立

収入の変化などに伴い、必要な保障額の変化が考えられます。

マイホーム取得

住宅ローンに付帯する団体信用生命保険加入に伴い、保障額を適正額に減額等する必要性が考えられます。

子どもの独立

万一時の保障額を適正額に変更(減額)や独立されるお子様の新たな保障の準備等を検討する必要があります。

リタイヤ

今後不要な保障(保険)はないか、今後新たにご準備する必要がある保障はないかを検討する必要があります。

生命保険を見直す際の注意点

健康状態

生命保険の加入には健康上の制約・制限が生じる可能性がありますので、せっかく生命保険の加入や見直しを検討される際に保険加入できないことも考えられます。健康な時こそ保険加入、見直しのチャンスです。

予定利率

貯蓄性を兼ねた昔の保険は今より予定利率が高いものが多く存在します。いわゆるお宝保険と呼ばれる保険です。見直さない方が得策の可能性も考えられます。そういった助言を親身になって相談に乗ってくれる人に見直しの相談をするように心掛けましょう。

まとめ

以上、保険の見直しの時期や必要性について見て参りましたがご理解いただけましたでしょうか。

上記予定利率の項目でも触れましたが、様々な項目について親身になって相談に乗ってくれる人に見直しの相談をするように心掛けていただきたいと思いますが、是非ファイナンシャルプランナーに相談されてみて下さい。

無理・無駄がなく適正かつ合理的な保険準備が可能になるかと思います。

執筆者

坂本 雄一(ファイナンシャルプランナー)

1993年大学卒業後、熊本の地方銀行に入行。融資業務、預金業務、資産運用業務を経験。より顧客の人生設計(ライフプラン)やマネープランに銀行員として的確にアドバイスがしたく16年3か月の行員生活に終止符を打ち、外資系金融機関へ転職。その後は、よりファイナンシャルプランナーとしての活動の幅を広げるべく独立し現在に至る。熊本県下最大の住宅展示場で資金相談会も定期的に開催中。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士住宅ローンアドバイザー
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