専業主婦は保険に加入すべき? 保険の選び方を徹底解説

生活

今回は、専業主婦の方に保険がいるか?って話なんですが、そもそもこの専業主婦って今は減少傾向なんです。知ってました?

独立行政法人労働政策研究・研修機構の「専業主婦と共働き世帯の比較」によると1997年頃より共働き世帯が多くなり年々その差が広がって2018年には共働き世帯1219万世帯、専業主婦600万世帯だそうです。

いまや専業主婦のほうが少ないんですね。そんな専業主婦の方に保険がいるのか。考えていきましょう。

専業主婦は保険に入るべきなの?

専業主婦は、保険に入るべきか?と聞かれたらその主婦の方に限らずその方が何かあった場合困りますか? どうですか?

困る場合お金で解決出来そうですか?って話なんです。

例えば我が家の奥様は、今や少なくなった専業主婦なんですが、保険に加入してもらっています。

私が外で働けて仕事に集中できる環境があるのも妻が家で家事育児をして下さっているからです。(ここは敢えて恐妻家組合所属としてこう表現させて頂きます(笑))

考えたくもないですが、もし仮に妻が入院でもしたらどうでしょう。

我が家には4人の息子がいます。家族の食事や弁当の用意、洗濯、送迎など様々なことが私にのしかかってきます。

そうすると今まで頼んでいなかった延長保育や外食、食材の宅配やクリーニングなどを利用して私の時間を確保すると思います。

妻は、専業主婦ですので収入はありませんが、いざそのようなことが起きると支出が増える。そのような観点から保険加入をしてもらっています。

ここで考えてもらいたいのは、収入有無だけでなく支出の増減にも視点を持って保険加入を考えてもらいたいと思います。

専業主婦にはどんな保険が必要?

ご存知の通り保険も色々な商品があります。ここでは保障内容毎に見ていきましょう。

死亡保障が受けられる保険

大きく変化があったのは、2014年の法改正なんです。これにより公的年金において、妻の死亡で子のある夫が遺族年金を受け取ることができるようになりました(注:子には要件があります)。

これにより、専業主婦の方の生命保険は、ずいぶん必要性が少なくなったと思います。

医療保障が受けられる保険

上記の通り亡くなった場合は遺族年金の給付がありますが、入院の場合何か給付があるかというとありません。

主婦の方が入院したからといってその間の炊事・洗濯などの家事が待ってくれるわけではありません。家族のだれかがしないといけないわけです。

ましてや退院してからすぐそれまでと同じ水準で家事ができるかもわかりません。

そうするとまずくるのは私のように夫が子供の面倒を見て、家事をし、看病をする可能性もあるわけです。

当然そこに時間を費やすと私の収入面にも支障をきたすかもしれません。

ですので治療費の観点だけで判断するのではなくお子さんの年齢など家族構成などから支出の増加や時間の確保の為の必要性があるかと思います。

貯蓄型の保険

生命保険の機能として万が一の際にお金が出るという以外に積立機能があります。

保険で積立しますと万が一の際には保険金がでて、保険が必要なくなり解約するとお金が貯まっているというのがメリットになります。

保険の加入を考えるには、掛け捨てと積立機能のあるものを比較検討することも大切かと思います。

専業主婦の保険選びのポイント

ライフステージに合わせて選ぶ

保険加入においてライフステージは、非常に大切です。今自分は、どのステージか?それによって保険金の利用目的や金額も変わります。

子育てステージでもお子様の年齢によってそのお子様ができることも変わりますし保険金額も変わってきます。

また子育てが終わっても長生きした場合、お子様に迷惑をかけないようお葬式代程度は準備したほうが良いでしょう。

共済も合わせて検討する

スポット的に加入するなら共済も検討の余地ありです。共済のメリットは、一つ一つの保障が大きくなく自分の希望で保障内容をカスタマイズできないなど制限もありますがバランスよく色々保障がついてて還付金もあり安いです。

都道府県共済や全労済などご覧になってもよいでしょう。

まとめ

主婦の方は、収入がなくても年収に換算すると非常に高くなるデータもあります。

あまり想像したくはないでしょうが、仮にこうなった場合どうだろうと置き換えて考えてみることも大切です。

備えあれば憂いなし、無理なく無駄なく必要に応じて備えていきましょう。

執筆者

吉本 忠男(ファイナンシャルプランナー)

京都生まれ、京都在住。1994年大学卒業後、銀行に入行。個人顧客への住宅ローン相談、法人顧客への融資業務など幅広い銀行業務に携わる。ある出会いがきっかけで、外資系生命保険会社へ転職。「一度しかない人生を少しでも安心して豊かに過ごして頂きたい」をモットーに、出会った方には全力かつきめ細かく家計相談やライフプランニング、個人保険販売を行う。12年の勤務の後、お客様への幅広い提案を求め現在に至る。プライベートでは4人の男の子の父親であり、教育・住宅・老後・家計簿診断など生活に密着した相談を得意としている。ほけんペディアにおいても、金融、住宅、子育てなど、自身の経験が生かされた記事が多い。また、マネーに関するセミナー講師をつとめるなど幅広く活躍中。
■保持資格:トータル・ライフ・コンサルタント
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