収入保障保険とは? ほかの保険との違いや特徴を解説!

生活

「収入保障保険」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、一体どんな内容の保険なのか、どんな人に必要な保険かを見ていきましょう。

収入保障保険と所得補償保険の違い

「収入保障保険」と「所得補償保険」との違いですが、言葉のニュアンスで一見同じ様な内容に思えるかと思いますが、実は全く内容が異なります。

まず「収入保障保険」の概略を説明しますと、加入している被保険者が死亡もしくは高度障害(他の要件でも支給される種類の収入保障保険もありますが、後に詳細を記載しています)になった場合に契約時に定めた年金月額を保険期間終了時まで毎月受取れる保険です。

死亡時に関しては公的な遺族年金が受給できますが、一般的には十分な金額とは言えず、その上乗せ部分としての保障を得ることができる保険ということになります。言わば遺族の生活を守る為の保険です。

一方「所得補償保険」とは、会社員や公務員、自営業者などが病気やけがで仕事ができなくなった場合の収入の減少を補う為の保険です。

収入保障保険を詳しく知ろう

上記の通り収入保障保険は遺族の生活を守る為の保険という表現をしましたが、収入保障保険を考える場合、公的な遺族年金がどの程度支給されるのか、万一があった場合の遺族の生活費やお子様の教育資金がいくら位必要なのか等を総合的に検証し加入を検討する必要があります。

支払事由

多様化するニーズに合わせ色んな種類の収入保障保険が現在販売されています。

一般的な収入保障保険
●死亡もしくは高度障害になった時に契約で定めた年金月額を保険期間終了時まで毎月受取るタイプのもの
最近では死亡や高度障害に加え、就業不能になった場合や特定疾病に罹患した場合も同額を支給されるタイプのものも増加傾向にあります。
●一般的な収入保障保険に障害状態になった場合の要件を加えたタイプのもの
(保険商品ごとに障害等級等の定めがあります)
●一般的な収入保障保険に要介護状態になった場合の要件を加えたタイプのもの
(保険商品ごとに要介護の認定ランク等の定めがあります)
●特定疾病に罹患した場合の要件を加えたタイプのもの
(保険商品ごとに特定疾病の定めがあります)

どのタイプの収入保障保険を選ぶかはご自身やご家族ごとのライフプランや考え方で選んでいただいて結構かと思います。

受取額や受け取り方

まず受取額ですが、一般的な受給の仕方としては、収入保障保険加入時に定めた年金月額を支払事由発生時から保険期間終了時まで毎月受取ることができます。

この他、どうしても一括でまとまったお金が必要な場合、年金原資を初めから一括で受取ることも可能です。

また、年金月額として受取りを始めたものの、途中でまとまったお金が必要になった場合、受給の途中で残りの年金原資を一括で受取ることも可能です。

この時注意しなければならないのは、年金原資を一括で受取った場合(初めからor途中から)、月々で受取った場合に比べ一定の削減された金額になってしまうということです。

例)被保険者・・・夫、収入保障保険年金月額15万円、保険期間65歳まで、夫が55歳で亡くなった場合
●年金月額で受給した場合の総額・・・15万円×12か月×10年間=1,800万円
●夫の死亡時に一括で受給した場合の受取額・・・1,650万円
注)上記は概算であり正式には保険設計書などで確認下さい。

保険料

基本的には掛け捨ての定期保険商品であり保険料はかなり割安な水準となっています。

また、保険期間を定め、保障額を一定とした定期保険に比べ、万一が無ければ少しずつ保障額が減少していく仕組みを採用していることから、一般的な定期保険よりも保険料は割安です。

さらに、喫煙をしない方、健康に問題が無く保険会社が定めた基準を満たす方や、中には優良ドライバーの方には割安な保険料を適応する保険会社もあり、検討される際は要件を確認する必要があります。

支払事由の箇所でも触れましたが、死亡や高度障害以外の要件でも支給の対象となる収入保障保険については、当然ながら死亡や高度障害のみの収入保障保険に比べ保険料は高くなります。

保険期間

定期保険になりますので一定期間を保障する種類の保険になります。

保険期間の選択肢としては
●~歳まで
●~年間
という選択肢があります。

被保険者の年齢、性別で制限される組合せも考えられますが、とりあえずライフプランを踏まえご希望の保障期間でシミュレーションされてみられるのが好ましいかと思います。

保障対象

加入できる方の年齢要件は保険会社によりばらつきがあり、ご加入を検討される際は保険会社に確認されることをお勧めします。

また、従来、健康な方でないと加入が難しい保険種類でしたが、昨今健康に不安のある方や健康に問題がある方でも加入が可能な収入保障保険も販売されていますので、過去に加入を試みたが加入できなかった方も再度検討されると良いかと思います。

まとめ

以上、「収入保障保険」と「所得補償保険」の違いや、「収入保障保険」の仕組みや特徴について解説して参りましたがご理解いただけましたでしょうか。

万一時の公的遺族年金の上乗せ部分の保障として、合理的な保険料で必要な金額を必要な期間準備ができる保険です。

生命保険は何かしら加入していれば安心であることは言うまでもありませんが、せっかくご準備されるならお一人お一人のご家庭の状況に合った保障額、保険期間でご準備していただきたいと考えています。

今後、新たに保険加入を検討している方や、ご家族構成に変化があり保障の見直し等を検討されている方は、公的遺族年金の仕組みや必要な保障額の計算が不可欠だと思いますので、それらを得意とするファイナンシャルプランナーに是非ご相談されてみて下さい。

執筆者

坂本 雄一(ファイナンシャルプランナー)

"1993年大学卒業後、熊本の地方銀行に入行。融資業務、預金業務、資産運用業務を経験。より顧客の人生設計(ライフプラン)やマネープランに銀行員として的確にアドバイスがしたく16年3か月の行員生活に終止符を打ち、外資系金融機関へ転職。その後は、よりファイナンシャルプランナーとしての活動の幅を広げるべく独立し現在に至る。熊本県下最大の住宅展示場で資金相談会も定期的に開催中。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士住宅ローンアドバイザー
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