どうしたらいい? 女性保険の選び方

生活

女性特有のリスクに備えるのが女性保険です。保険会社各社から、いろいろな女性保険が登場していますが、自分に合ったものとは一体どんなものしょうか?

女性保険とは

一般的に女性保険というと、女性特有の病気に備えるというイメージがあると思います。

実際に女性疾病保険や特約等の商品は沢山ありますし、そのことに関して書かれている書物やブログ等も多くありますので、ここでは、女性の保険という観点で書かせて頂きます。

加入の目的を考える

まずは加入を考える前に、実際にどういうリスクがご自身にあるのかを考えなければいけません。

原因は何であれ、入院をした時の医療費、給与等の収入の損失、家事の代行費等、つまりは何のためのお金がいくら必要なのかということです。

入院の他にも、死亡、就業不能、認知症、介護、現代では退職後に長生きをした場合の生活費等もリスクと考える必要があります。

女性特有の病気とは主に乳房、子宮、卵巣等の身体部位に関するものですが、患う病気により、入院、死亡、就業不能、介護のリスクは異なりますので、どのリスクに対して備えが必要なのか検討が必要です。

平均寿命では男性よりも女性の方が長生きしますので、長生きのリスクも女性特有のリスクだと考える方もいらっしゃるかもしれません。

妊娠・出産時のリスクに備えたい

妊娠中のトラブルとしては、妊娠高血圧や切迫早産等が考えられます。

また、妊産婦死亡率は10万人出産当たり5人(0.005%)(世界保健機関 世界保健統計2018年版参照)と世界でも極めて低い死亡率ですが、0%ではないということも確かです。

保険会社によっては、妊娠週によっては加入出来ない場合や、子宮等の部位不担保となる場合もありますので、早めの検討、加入されることをお勧めします。

女性特有の病気に備えたい

入院保険には、子宮、卵巣、乳腺、卵管等、女性特有の病気が原因の入院に対して給付金が上乗せで支払われる保険があります。

これは、あくまで入院日数分のみが上乗せされるものと、女性特定の手術給付金が上乗せされるものとがあるので、その金額が必要資金として足りているのか、その金額に見合う保険料なのかも検討する必要があります。

ガン保険にも同じく、入院日数や手術で上乗せされるものがあります。

「乳がん」は30~40歳代、「子宮頸がん」は20~30歳代、「子宮体がん」は40歳代からそれぞれ患者数が増える傾向にあります。(厚生労働省 平成26年患者調査 参照)

がんの場合は治療も長引くことも多く、その際の休職、家事、育児等の必要となる資金を考えておく必要があります。

加えて、ガン治療には、健康保険適用の保険診療の他に、健康保険が適用されない治療も多く存在します。

例えば、お子様がまだ幼ければ、どんなに治療費が高くても絶対に治したいと強く思う方や、そこまでの治療は望まないと考える方。

その立場や状況、考え方で選ぶ治療方法も掛かる費用も異なります。

ご自身の状況や考え方に合わせた商品を選ぶことが重要なのです。

保険期間を検討する 寿命と介護

「2060年問題」

2060年には人口が9000万人を割り込み、そのうち約3500万人、実に人口の2.6人に1人が65歳以上の者となる社会が到来すると推計されています。 (内閣府 高齢社会白書参照)

平均寿命が男性に比べ長い女性にとっては、日本経済はもとより、世界経済の今後の変化、動向にいかに対応、対策をしていくかということが長生きのリスクに備える上で大変重要になります。

長生き

日本経済の低迷が続く中、長きに渡るデフレ経済により物価の上昇は比較的緩やかでしたが、今後は人口減少による人手不足や社会保障の予算増から、物価の上昇や社会保障の負担増が予想されます。

加えて、国内の生産性が下がると、必然的に輸入が増え、国内だけではなく諸外国の物価の変動の影響も受けることになってしまいます。

短中期資金と長期資金とでは、その対策も変えていく必要性が出てきます。

介護問題

今後、人口減少、高齢化により、公的医療保険や公的介護保険制度にも変化が現れることは、避けられないと思われます。

今よりも自己負担額が増えることも予想されます。

もちろん、保険会社の介護保険によって受け取れる保険金も大切ですが、健康寿命を延ばすという努力にお金を使うことも、今後は必要不可欠なコストと考える必要性も出てくるかもしれません。

比較のポイント

最も大切な事は、商品の比較ではなく、ご自身にとって何を一番に考えるのかという比較です。

もちろん全てのリスクに万全に備えられることが理想ですが、それが出来る方はそもそもそれらについて悩んで考えてはいません。

まずは、優先順位、出来ることからしっかり備えることです。

お勧めするのは、緊急かつ重要なことから。そして、緊急ではなくとも重要な事。次に緊急ではないけれどあれば十分。という優先順位の明確化をすることです。

もちろんこれらは皆さん各々で違います。

むしろ、他人と比較をしても無意味なのです。

まとめ

ご自身にとって、どういう状況になった時がリスクなのか?

もしそうなった場合に、実際にどれぐらいの金銭的リスクがあるのか?

それらのリスクに対して、どのような対策が可能なのか?

リスクの対策の優先順位は?

まずは、ご自身についての状況を出来るだけ正確に把握することが大切です。

自分ではそれらの把握は難しいという場合は、気軽にファイナンシャルプランナーにご相談されてみてはいかがでしょうか?

執筆者

山崎 浩志(ファイナンシャルプランナー)

兵庫県生まれ。1994年大学卒業後信用金庫へ入庫。富裕層向け資産運用アドバイス、法人経営コンサルティングなどの業務に従事。外資系金融機関を経て現在に至る。延べ3000世帯以上の保険・住宅ローン等お金にまつわるコンサルティングやリスクマネジメントを手掛けている。 商工会議所、中小企業中央会、大阪府学校生活協同組合等にて、金銭教育に関するセミナーも数多く行っており、その語り口は女性にも人気があり難しい金融の話もわかりやすく楽しく学べると好評。
■保持資格:トータル・ライフ・コンサルタント
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