何歳からがベスト? 医療保険の加入時期

医療保険

結婚を機に自分で保険に加入することを検討する人は多いと思いますが、今回は医療保険の加入時期について考えてみます。ご自身の医療保険のほかにも、お子様の医療保険についても加入時期について解説してまいります。

そもそも医療保険は何歳から加入できるの?

保険会社や各商品により加入可能年齢は相違致しますが、0歳から加入出来ます。加入出来る金額については、制限のある保険会社が多いです。また、死亡保障額についても金額上限が設けられています。

20代や30代の保険の加入率

(公財)生命保険文化センター平成27年度生命保険に関する全国実態調査
生命保険・個人年金保険の世帯加入率(全生保)[世帯主年齢別]によると、29歳以下で77.5%、30-34歳にて86.7%、35-39歳で93.9%の加入率となっております。

そもそも医療保険は必要?

医療保険の必要性賛否については、多くの記事があります。保険募集人、ファイナンシャルプランナーの考え方も様々ですし、個々それぞれ収入、環境、家族構成など違う訳ですから、一概には「必要である」「必要ない」と言い切るのは難しいですが、一般的なケースとして、必要な人、必要でない人について考えてみましょう。

医療保険が必要な人

もし万一、病気やケガで入院した時に「医療保険」という商品が必要な訳でなく、窓口で支払う費用や、その他経費にかかる資金が必要な訳です。

お子さんが小さければ、入院期間中のベビーシッター代も必要であったり、近隣に専門医がいない場合は、県外に行く交通費が必要であったりと、人それぞれ入院に伴う必要な費用は異なります。

その費用はどこから調達する? この備えがないようであれば、医療保険を活用するのも有効な手立てです。自営業者の方は、入院費用だけに留まらず、場合によっては入院期間中の休業についても考えておく必要があります。

ご自身が入院した際に休業しなければいけない場合は、売上げが下がることはもちろん、その時の色々な支払いの状況がどのようになるかも考える必要があります。このように、資金調達の手段として医療保険が有効的な方は、比較的に医療保険に加入しておいた方がよい人でしょう。

医療保険が不要な人

逆に、医療保険を資金調達の手段として必要としない、例えば、万一の際も自分の備えで対応出来るような方、緊急予備資金の準備がしっかりとあるような方は、わざわざ、保険料を支払ってまで、医療保険を必要とはしないと考える方もいらっしゃるかと思います。

若いうちに医療保険に加入するメリット

(公財)生命保険文化センター平成27年度生命保険に関する全国実態調査
生命保険(個人年金保険を含む)の今後の加入に対する意向 『生命保険の非加入理由』 調査によると

1.経済的余裕がない 42.3%
2.健康上の理由や年齢制限のため加入出来ない 21.6%
3.現時点では生命保険の必要性をあまり感じない 19.8%

という結果となっております。

このデータからもわかるように、若いうちに医療保険に加入するメリットの一つは、健康上や年齢制限により保険に加入出来ないというリスクを減らすことが出来ると言えるでしょう。

反面、非加入理由の1番目や3番目にあるように、経済的余裕がなかったり、必要性を感じなかったりで、加入出来ない、加入しないという方々が多いのも事実かもしれません。

もう一つのメリットとしては、その保険料ではないでしょうか?

そもそも保険は、相互扶助の仕組みで契約者間において公平な危険分担となるよう年齢・性別に応じた保険料が算出されています。

若いうちに加入することで月々の負担は、軽くすることが出来ます。何より、保険に加入していれば、万一の保障を確保でき、安心であることは間違いありません。

デメリットはあるの?

厚生労働省 平成26年度 患者調査 年齢階級別にみた受療率(人口10万対)の年次推移

このデータからもわかるように、若いうちは比較的入院する確率は低くなります。

前述のデータにあったように、若いうちは入院する確率も低く、必要性を感じないにも関わらず保険料を支払うのは、もったいないと思う方も多いかもしれません。

また、もう一つのデメリットは、時間経過によりニーズや環境が変化することです。

厚生労働省 平成26年度 患者調査 退院患者の平均在院日数の年次推移

データによれば、昭和59年と平成26年とでは、9日間も短くなっています。

医療技術の進歩や社会保障制度にかかる費用増大などにより昨今入院は短期化傾向にあると言えるでしょう。

その為、昔に比べて、短期入院でも数日分まとめて給付金を受け取れる特約や通院特約を付加されるケースも多くなっています。

このように、時間経過にともない加入している保険の見直しは、やはり必要ではないでしょうか。

年齢による保険料の違いは?

若いうちに医療保険に加入するメリットにもある通り、年齢による保険料の違いはあります。契約者間においては、公平な危険分担となる為、歳を重ねてからの加入となれば、月々の負担は、若い人よりも高くなります。

これは、同じ商品同士で比較した場合であり、保険の種類(特に保険の期間)によっては、同じような保障内容でも、若い人より、高齢の場合でも保険料が安いケースもあります。

子どもに医療保険をかけるケース

上記、厚生労働省平成26年度患者調査年齢階級別にみた受療率(人口10万対)の年次推移データを見て分かるように、0~14歳では、低い確率となっております。

また、各自治体(市区町村)で名称は異なりますが、子供向けの公的医療制度として乳幼児医療費助成制度があります。

入院の可能性が低く公的医療保障制度が大人に比べて充実している訳ですから、子どもの医療保険の必要性は低いと言えるでしょう。

では、それでも子どもに医療保険をかけている方々はどのようなケースが多いのでしょうか?

万一への備え

確率が低いとは言え、万一への備えてとして加入するケースです。

後々わかった先天的障害により保険に加入が出来ない、事故による後遺障害により加入出来ない、大きな病気をしてしまい加入出来ない、といったように加入出来なくなるリスクに備えるケースです。

また、共働きご夫婦の場合、子どもが入院し付き添いが必要となり、仕事を休まなければならないようなことが発生してしまう場合もあります。

治療の為の医療費以外にも経費はかかりますので、備えがあれば安心です。

貯蓄として

多くの医療保険は掛捨てタイプですが、途中解約した場合に、解約返戻金があるタイプの医療保険もあります。

掛捨てタイプより保険料は割高にはなりますが、貯蓄と保障を兼ね備えることが出来ます。

他にも、子どもは大人に比べて月々の掛金が安いので、安いうちに加入し、その後成人になったら月の保険料が安いまま子どもへ引き継ぐようにされる方もいらっしゃいます。

また、契約者を祖父母、保険の対象者を孫とし、保障を兼ね備えながら、相続対策や贈与として活用するようなケースもあります。

加入後は保険の見直しも視野に入れておこう

これからの時代、入院の短期化、在宅医療、自己負担の増額等、わたしたちを取り巻く環境は変化していくことでしょう。ですから、これで、一生涯万全とも限りませんので、定期的な見直しが必要であることを念頭に置いておきましょう。

まとめ

一度加入しても、時代の変化に合わせニーズに合致しているか、定期的に保障内容を見直しすることをオススメ致します。

この記事を読んだこの機会に、今一度加入した目的を整理してみても良いかもしれませんね。

そして、不明な点などあれば、保険に詳しいファイナンシャルプランナーに相談するのも良いかもしれません。

執筆者

橘 美穂子(ファイナンシャルプランナー)

1997年大学卒業後、外資系金融機関に新卒入社。契約管理部門から営業部門へ。女性の少ない営業現場で、女性ならではの気配りや丁寧な対応でクライアントから絶大な信頼を得て営業部門初の女性管理職となるも、よりお客様に寄り添ったコンサルティングがしたく2014年に転職し現在。マネーセミナーの講師などもつとめる。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士AFP資格
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