子供に生命保険や医療保険は必要?

医療保険

ご夫婦の保険の見直しをさせて頂いた際に、子供の保険は、入っておいたほうがよいですか?とよく聞かれます。保険は、被保険者という保険の対象になる方に何かあった場合にお金が給付されます。では、子供が被保険者として対象になる保険が大人と同じように必要なのでしょうか。また、掛けるとしたらどのような保障が必要なのでしょうか。ちなみに私には4人の息子がいますが、医療保険に加入しています。その理由なども含めてお話ししていきます。

一般的な保険と子供のための保険

一般的な保険

通常皆さんが入られる保険は、生命保険(亡くなった場合に遺したりや高度障害状態になった場合に受けとる保険)や医療保険(病気やけがの入院・手術・通院などで受けとるもの)、がん保険(がんの診断一時金・入院・手術・通院などで受とるもの)かと思います。

子供向けの保険

一般的に子供向けのものとしてあげられるのは、ケガ・交通事故や人様にご迷惑をかけた場合(自転車での事故や友達の家で物を壊してしまったなど)日常生活における個人賠償責任保険などが挙げられます。特に最近は自転車での事故が多いので個人賠償責任保険は、注目をされています。一般的な生命保険や医療保険は、その次の位置づけになるかと思います。

子供に保険は必要か?

公的医療保障について

日本は、公的保険が他の国と比べ非常に充実している国になります。国民皆保険といわれており国民健康保険や協会けんぽ、組合健保などがあります。また共通の公的制度として高額療養費制度という年収などにより医療費の一か月の自己負担額の上限が決まっている制度もあります。

そして子供向けのものがあります。乳幼児医療費制度というものです。子供の医療費を自治体で助成してくれる制度です。各自治体(市区町村)で名称や対象になる年齢、助成の金額や方法などは違います。一般的に主に対象になるものは入院医療費、通院治療費、薬代などです。対象にならないものは、健康診断や予防接種、入院時の差額ベット代、食事代などです。詳細は、各自治体のHPや窓口でご確認頂ければと思います。

子供の入院は低リスク

子供の入院率は、少ないと言われますが実際のデータをみてみましょう。「厚生労働省 平成26年患者調査の概況 受療率」の表 「性・年齢階級別にみた受療率」から0歳児の入院受療率は、10万人対して1062人で1.06%です。1歳~4歳では0.17%、5歳~9歳で0.09%、10歳~14歳で0.09%です。

入院の可能性が低いことに加え、先ほど述べたように公的医療保障があることが子供の医療保険の必要性が少ないと言われる理由です。また親が入院により働けない場合と比較して子供が入院した際に世帯収入に影響があまりないことも理由に挙げられます。

子供の保険に入るメリットは?

月々の保険料を抑えることができる

では加入するメリットは、何かというと保険料の観点が大きいかと思います。今、ご自身で払われている医療保険やがん保険がもう少し安かったらと思われる人も多いかと思います。

子供が被保険者となって終身保障の医療保険に(子供さんの年齢や商品によりますが)ご加入される場合、子供が60歳や65歳までに一生涯分の払込みを完了する老後の負担が無い払込方法ですと、月々約1000円程度で加入できるものもあります。子供が成人した時にご本人がその後払っていく場合にご負担が少ない形で引き継げることになります。

また児童手当の給付期間の15年間で払込期間を設定し、終身の医療保障を子供に負担なく残せる方法もあります。

貯蓄型で教育資金の準備が出来る

生命保険には、お金が貯まるものと貯まらないものがあります。貯まるもので保険を組みお子様の保障と教育費の準備をすることもできます。ただ、この保険に色々な特約として保障を手厚くすると保険料も上がり一般的にお金の貯まり率が悪くなるのでその保障の必要性の判断が大切になります。

まとめ

子供に収入がないことなどを考えると子供に目先の保険の必要性は、少ないかと思います。また子供に保険を掛けてそのお金を欲しいと思っている方もいないかと思います。

ただ私がなぜ子供に保険を入れているかというと正直「親心」です。私も子供が入院し、完治してからも数年間保険に加入できない時期がありました。勿論私に収入があることや公的な保険で幸いその医療費用の支払いなどに困ったわけではありません。

この仕事を約19年続けていますが確かに子供が入院する確率は低いです。が、大きなご病気や後にわかった障害で今後保険加入が難しい方もいらっしゃいます。確率は低いのですが、当事者にはそれが100%なのも事実です。

また子供たちの将来のほうが今よりも経済的に大変になると言われています。その際に少しでも負担を下げてあげたいという気持ちもあります。子供の保険は、今すぐに役に立つかどうかだけの見方だけでなく将来の子供にとってという長期的な視点も大切かと思います。

ただ、その前に親である皆さんの人生が問題なく過ごせるようにライフプランを作成しお金を管理していくことが大切なのは言うまでもありません。

執筆者

吉本 忠男(ファイナンシャルプランナー)

京都生まれ、京都在住。1994年大学卒業後、銀行に入行。個人顧客への住宅ローン相談、法人顧客への融資業務など幅広い銀行業務に携わる。ある出会いがきっかけで、外資系生命保険会社へ転職。「一度しかない人生を少しでも安心して豊かに過ごして頂きたい」をモットーに、出会った方には全力かつきめ細かく家計相談やライフプランニング、個人保険販売を行う。12年の勤務の後、お客様への幅広い提案を求め現在に至る。プライベートでは4人の男の子の父親であり、教育・住宅・老後・家計簿診断など生活に密着した相談を得意としている。ほけんペディアにおいても、金融、住宅、子育てなど、自身の経験が生かされた記事が多い。また、マネーに関するセミナー講師をつとめるなど幅広く活躍中。
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