医療保険の解約時に注意すべきポイント

医療保険

「医療保険はどんどん新しくなる」といったことを聞いて、医療保険の見直し、乗り換えなどを検討している方もいるでしょう。そんなとき、注意すべきポイントをご紹介します。

医療保険の解約を検討するケース

医療保険に加入した後で、様々な生活の変化によって不要となり、解約をすることになる場合もあると思います。よくある解約理由は以下のパターンです。

1. 他の医療保険に加入したいor勧められた。
2. 保険料が高いからやめたい。
3. 医療費のための貯金が出来た。

その他にも、やむを得ず保険を解約する状況になることもあると思います。

解約するときに注意することは?

解約理由

解約の理由は様々かと思いますが、医療保険の場合、加入時に健康状態を告知して加入している為、現在の健康状態とも照らし合わせたり、保障の内容をしっかり把握した上で「本当に解約しても大丈夫か」整理するのがよいと思います。

前述の、よくある解約理由のパターン別に解説を行っていきます。

1. 他の医療保険に加入したいor勧められた。

医療保険は各保険会社が数年単位で新商品を投入してきます。

これはもちろん、その時々の医療事情に合わせて研究開発されているものですが、切り替える場合にはちゃんと現在加入中の医療保険との違いを整理するのが良いと思います。

例えば、現在加入中の保険会社の営業マンが、新商品を薦めてきた場合など、薦められた内容で良いと判断できたのであれば、そのまま切り替えても良いと思います。

ただ少しでも疑問などがある場合には他社の医療保険も扱う代理店などに相談するのも一つかと考えます。

2. 保険料が高いからやめたい。

加入したときは、その保険料で大丈夫と考えていても、時間が経ち生活環境や考えが変化して、節約する必要が出てきたりする場合もあるかと思います。

契約はしているものの、実際に入院や手術をしない限り、使われる事がない医療保険だけに
「出費項目の何かを削る」場合には比較的真っ先に候補に上がる事も良くわかります。

例えば、解約理由が「保険料」にあるのであれば、いきなり解約ではなく、保障内容を一部減額したり特約部分の解約をする事で契約全てを解約しなくても、保険料を下げる事ができ、契約を継続する事が出来る場合もあります。(後述の「解約以外の保険見直しの選択肢」で解説)

3. 医療費のための貯金が出来た。

もともと医療保険の加入は貯金が出来るまでの繋ぎとして加入したという場合で、実際に医療費用の貯金が出来たと感じるのであれば、これを解約するというのも一つかと思います。

また貯金レベルではカバーしきれない、長期入院や働けなくなってしまう【就労不能】に備える保険などを検討するのも選択肢の一つかと考えます。

保障の期間

保険を解約すると、病気やケガになってしまった場合の保障はなくなります。

特に、加入中の保険を解約して新しい保険に乗り換える際は、新しい保険の契約が成立するまで待たないと、保障の空白期間が生じます。ですから、必ず新しい契約の成立を確認した後に解約の手続きを行うことが重要となります。

自分の健康状態

通院をして治療を受けている方や、薬を服用しているという方は、新たに医療保険に加入ができない可能性がありますので、加入中の保険を解約して新しい保険に乗り換える際は、解約の前に自分の現在の健康状態を必ず確認する必要があります。

それ以外にも、年齢・職業などによる制限もあるので、解約する場合は必ず「新しい契約を確認した後」にしましょう。

給付金の請求漏れはないか

医療保険を解約する際は、給付金(入院給付金、手術給付金等)の請求漏れがないか確認してからにしましょう。

手術給付金を受け取れることに気づかず半年以上も請求しなかった実例

人間ドックで大腸の精密検査を受けるよう指示され、内視鏡で精密検査を受けた時に大腸ポリープが発見され、その場で切除されました。これはれっきとした手術ですが、精密検査は麻酔で眠った状態で行われますし、本人は手術を受けている認識もないので、手術給付金を受け取れることに気づかなかった。

なお、解約日前に入院したり手術を受けたりした場合、解約後であっても保険金を受け取れる可能性があるので、保険会社に問い合わせてみることをおすすめします。

解約以外の保険見直しの選択肢

保障の減額

保障の減額とは、加入中の保険を一部解約して保障額を引き下げる方法です。その分の保険料が安くなります。

また、貯蓄性のある保険を減額すると、減額した比率に応じて解約返戻金が受け取れます。

特約の解約

保険の特約部分のみを解約することで、保険料を抑える方法です。

オプションで付けていた特約を解約することで保障を小さくし、保険料の負担を抑えることができます。

まとめ

医療保険を解約して「安くて保障内容が充実している保障」に乗り換えを検討している方は、前述の3つのポイントに気をつけましょう。

•保障の期間・・・保障の空白期間がないよう注意する
•自分の健康状態・・・健康状態が悪化していると新しい保険に乗り換えできない場合がある
•給付金の請求漏れ・・・過去に給付金の請求漏れがないか確認する

なお、新しい保険への乗り換えによる解約ではなく、保険料の支払いが厳しくなって解約を考えているという方は、「保障の減額」あるいは、「特約の解約」をご検討ください。

執筆者

猿渡 久人(ファイナンシャルプランナー)

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