終身医療保険への加入は必要? 定期医療保険との違いは?

医療保険

病気やケガで入院した時の保障ですが、以前は主契約は死亡保険、その特約として付加されていました。

その頃は「医療保険」として単品で販売されていませんでした。

その後、死亡保障を必要としないが入院時の保障を必要とするニーズが強まり保険会社も「医療保険」を主契約とした単品商品として販売するようになり、女性疾病特約や先進医療特約など様々な保障が医療保険に付加できるようになりました。

その医療保険ですが、以前は死亡保障に付加する定期タイプのものでしたが、現在は終身タイプも主流となっています。

一生涯保障している医療保険への加入は必要なのか、また定期タイプの医療保険との違いについて解説していきます。

そもそも終身医療保険とは?

終身医療保険とはどのような保険なのでしょう。

そもそも、医療保険は病気やケガをされた時に、その治療を目的とした入院費用をまかなうための保険です。

「終身」医療保険とはその保障が一生涯続く、身が終わるまで「終身保障」されます。

一般的に、一度契約すれば保障期間が一生涯であると共に、保険料も一定です。

ということは、老後までの保険料を平均化し、若いうちに老後の分の保険料を先払いしていく形になります。

よって、若い人のほうが同じ保障内容で契約すると毎回の保険料負担を抑えることができます。

終身医療保険の保障内容

医療保険の主契約(日額給付、手術給付金など)や特約(女性疾病特約、先進医療特約など)が加入時から終身保障されています。

商品によっては、主契約は終身保障ですが、特約は10年更新の定期タイプとなっていることもあります。

定期医療保険との違い

加入した保障内容を一生涯保障する(終身)のか、期間を決めて保障する(定期)のかの違いです。

掛け金がずっと変わらないので終身と定期では定期タイプの医療保険のほうが同条件でしたら保険料は安くなります。

終身                      定期
保障期間 一生涯             保障期間 年満了、歳満了(例えば10年満了や60歳満了)
保険料 加入時から同じ          保険料 満了時に更新する場合は更新時の年齢での保険料

また、定期タイプでは更新の際に、保険料が上がることが多いですが健康状態を問われることなく更新できることは安心できるポイントです。

終身医療保険の必要性

よく『必要な時に保障があれば良いので今から一生涯の医療保険は必要ですか?』とお客様に聞かれることがあります。

加入する医療保険が終身医療保険である必要性はあるのでしょうか。また医療保険って加入率はどのくらいでしょうか。

終身医療保険は必要なものなのか

若く健康なうちは良いですがやはり年齢を重ねるにつれて保険料が高くなったり健康状態により加入出来なかったりすることも考えて終身医療保険にしておく必要性はあると思われます。

定期医療保険ですと決まった年齢までしか更新できないデメリットがあるからです。

そういう私も医療保険に加入後、疾病により何度か入院し医療保険のお世話になりました。

入院中は個室にも入れたので『医療保険に加入していて良かったなぁ』と思い、退院後は、疾病により入院し既往症となったため新たな医療保険に加入することが難しい状況になり『終身医療保険で良かったなぁ』と安心しました。

十分な貯蓄があれば良いですが、遠い将来の自分に対するセーフティネットを、若いうちに用意できるメリットはあると思います。

なんと言っても「いつ医療保険に加入出来ない健康状態になるのかわからない」ということです。

医療保険の加入率

公益財団法人 生命保険文化センター 『令和元年9月 生活保障に関する調査(速報版)』によれば「疾病入院給付金が支払われる生命保険」の加入は令和元年73.1%となっております。

医療保険は、死亡保障に比べて保険料が安いイメージがあったり、亡くなった時に支払われる死亡保険と違い医療保険は給付金を受け取るのは契約者または被保険者という点で『自分のために加入する保険』として加入しやすい商品とも入れます。

年々、保障内容も良くなってきていますので『帝王切開の際に給付された』『大腸ポリープの切除で給付された』など身近な症例での給付も加入率の高さを維持しているかもしれないですね。

終身医療保険に加入したほうが良いケース

定期医療保険と終身医療保険どちらに加入したら良いでしょう?

・更新のたびに保険料が上がってほしくない人
・今後の健康状態に不安がある人
・十分な預貯金がない人
・保険料をずっとは払いたくない人

これらに該当される方は、加入するのであれば終身医療保険のほうを選ばれたほうが良いかもしれません。

定期医療保険ですと加入当初は保険料が終身医療保険と比べて割安ですが更新により保険料が上がったり、決まった年齢までしか更新できない商品がほとんどです。

まとめ

終身医療保険の加入で気を付けなければならないのは、『将来の不安を損得で考えないこと』が重要です。

医療保険は自身や家族が病気やケガで入院や手術をして大変な時に公的医療保障ではカバーできない治療や費用を保障したり、急な出費などによる経済的な損失を補てんするものです。

終身医療保険のメリットは保障が一生涯続いていているのはもちろんですが、払込期間を60歳や70歳に設定することが出来ることです。

収入がある間に保険料を払い込んで、リタイアした後は保険料の支払いがなくなり保障だけを終身で持つことが可能です。

今は65歳まで働くのが当たり前になってきていて長生きになり人生100年時代とも言われております。

もし65歳で払込を終えれば100歳まで35年間も保険料の支払いがなく保障を得られます。

長生きが当たり前になるからこそ、ご自身にとって必要なものに対して何歳までいくら支払うのか考え、将来の安心のためにご自身のライフプランを立ててみることも重要なのではないでしょうか。

執筆者

平林 陽介(CFP®資格保有者)

東京都出身。2000年に大学卒業後、専門商社に入社。その後外資系生命保険会社を経て現在。掲載記事においては、自身の経験や顧客に寄り添う姿勢や顧客目線のアドバイスが特徴的。通常の相談業務においても、顧客の将来に渡っての経済的保障と生活の安定を図ることを優先している。質の高いサービスと好評である。幅広い世代での相談を受けており、豊富な経験から相談結果に対する顧客満足度も高い。
■保持資格:CFP®資格宅地建物取引士
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