医療保険の告知書で書く項目は? 記入のポイントや注意点

医療保険

医療保険の告知書は、どのような項目を告知する必要があるのか・・・。

あるいは、どのような点に注意して告知する必要があるのか等、記入のポイントについてまとめさせて頂きます。

医療保険に加入する際の参考にして頂けたらと思います。

医療保険の告知書を作成する目的

告知書とは、被保険者の情報や健康状態について告知する書類となります。

また、告知した内容によって、医療保険の加入の可否や条件等を決定する重要な事項となるため、必ず被保険者本人が「ありのまま」を「正確に」「もれなく」答える必要があります。

もし、事実を告げなかったり、事実ではないことを告げたりした場合には、保険契約を解除されたり、保険金・給付金等の支払いを受けることが出来ない場合もあります。

告知書を作成する目的は、「ありのままに」「正確に」「もれなく」告知し、正しく保険加入をすることにあります。

告知書の記入項目と記入の仕方

ここでは、告知書の記入項目と記入の仕方について解説をします。

被保険者の情報

告知書には、被保険者の情報について告知する項目がありますが、主に、被保険者の情報として告知が必要な項目は以下の通りとなります。

尚、保険会社・保険種類によって、多少の差異がありますが以下の項目が被保険者情報の告知項目になります。

■被保険者氏名(自署)

■生年月日

■体格(身長・体重)

■性別

■年収

■職業(勤務先 職種・勤務先の具体的内容)

■喫煙 

・・・等。   

健康状態の質問項目

告知書での質問項目については、各保険会社によって質問項目にも差異があります。

ここでは、一般的な質問項目について掲載をしておきます。

■過去3ヶ月以内の医師の診察・検査・治療・投薬の有無について。

■過去5年以内の病気やケガについて(初診日から7日以上にわたる医師の診察・検査・治療・投薬の有無)。

■過去5年以内の病気・ケガによる手術の有無。

■今までにがん(悪性新生物・悪性腫瘍)または上皮内がんと診断を受けたことがあるかどうか。

■過去2年以内の健康診断・人間ドックにおける異常(要再検査・要精密検査・要治療)等の指摘の有無。

■身体の障害(視力・聴力・言語・そしゃく機能の障害、手・足・指の欠損または機能の障害、背骨(脊椎)の変形や障害の有無。

■(女性の方)現在の妊娠の有無。

■過去1年以内の喫煙の有無。

・・・等。

健康状態の詳細記入欄

上記の健康状態の質問項目に対して、「はい」あるいは「指摘あり」と告知する場合には、その詳細内容について「詳細告知欄」に告知をする必要があります。

詳細告知欄については、主に以下のような内容を告知する形式になっています。

■病気やケガの名前・部位・検査名

■診察・検査・治療・投薬の期間

■入院の有無 入院の時期・期間 

■手術の有無 手術の時期 手術名・部位

■原因・治療内容・検査結果・経過等の現在の状況

■後遺症・合併症の有無 詳細内容

■医療機関名

…等。

健康診断・人間ドックにおける異常(要再検査・要精密検査・要治療)等の指摘がある場合には、以下の項目についても詳細の告知が必要となります。

■健康診断の受診時期

■異常を指摘された臓器・検査項目

■異常指摘を受けた詳細・数値・所見等 検査結果

■再検査・精密検査について(受診の有無、受診時期、検査方法、検査結果、医療機関名等)

・・・等。

また、以下の告知がある場合には、詳細告知が必要になります。

ここでは一例を挙げさせて頂きます。

■高血圧 【最大(収縮期)血圧 / 最小(拡張期)血圧】

■脂質異常症(高脂血症) 【LDLコレステロール・総コレステロール・中性脂肪】

■高尿酸血症・痛風 【尿酸(UA)】

■肝機能障害 【GOT(AST)・GPT(ALT)・γ-GTP】

■貧血 【ヘモグロビン(Hb)・赤血球数(RBC)】

・・・等。

※各項目とも、「直近の測定時期」・「測定医療機関」等についても告知する必要があります。

告知書を記入する際の注意点

ここでは、告知書を記入する際の注意点について、解説をさせて頂きます。

記入漏れをしない

記入漏れをすることによって、保険会社の医務査定にも大きな影響を与え、場合によっては、告知義となってしまうことにもなりかねません。

告知については、細心の注意を払いながら、正しく告知をすることが重要になります。

下記に告知漏れが多い病気等についても、一般的な事例として補足させて頂きますのでご確認下さい。

〇血圧・心臓の病気等(高血圧・血圧値の異常・不整脈)

〇代謝・内分泌の病気(脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・血糖値の異常)

〇胃・腸の病気等(胃炎・胃潰瘍・逆流性胃腸炎)

〇肝臓の病気(肝機能異常・肝炎ウィルスキャリア(B型・C型))

〇目の病気(白内障・高眼圧症)

〇腫瘍等(良性腫瘍・胃、大腸、胆のう、子宮頸管等の各種ポリープ)

〇腫瘍マーカーの異常(PSA(前立腺検査)等の異常)

〇鼻・のどの病気(副鼻腔炎(蓄膿症)・扁桃炎)

〇脳・精神・神経の病気等(頭痛・めまい・うつ・不眠症・不安障害・自律神経失調症)

〇女性特有の病気等(子宮筋腫・卵巣嚢腫・生理不順・子宮頚部上皮内腫瘍・子宮頚部の異常・帝王切開)

〇その他の病気(不妊症・甲状腺の病気・前立腺の病気・椎間板ヘルニア・睡眠時無呼吸症候群・ぜんそく・腎結石・胆石・貧血・アトピー性皮膚炎・痔・眼瞼下垂)

〇ケガ(骨折・打撲・捻挫)

・・・等。

※実際に告知をする際には、各保険会社の告知書の記載内容を良く確認してから告知をして下さい。

告知義務違反をしない

生命保険加入時に、被保険者の健康状態等について、「ありのまま」「正確に」「もれなく」告知する義務があります。

この告知義務に違反した場合には、保険契約を解除される場合もあります。

また、保険金支払いの際に告知義務違反が発覚した場合には、保険金の支払いが出来ない可能性もあります。

保険加入時の告知は、大変重要であることがご理解頂けるかと思います。

上述の告知の記入漏れも含め、告知項目に対して正確に告知することが大切です。

まとめ

ここまで、医療保険の告知書の告知項目や記入のポイント・注意点についてまとめてみました。

ご承知の通り、医療保険は、疾病やケガによる入院・手術・通院等の際に保険金が支払われる保険になります。

そして、実際に入院や手術・通院になった際、加入内容通りにしっかりとカバーをすることが最大の目的です。

しかし、いざ、保険金支払いの際に、告知漏れや告知義務違反が発覚したとしたら、保険金が支払われないばかりではなく、保険契約自体が解除となってしまう事態も起こりえます。

保険加入時の告知書記入については、何と言っても「ありのまま」「正確に」「もれなく」告知することが大切です。

また、保険会社の引受基準にもよりますが、「ありのまま」を告知することや医的情報(健康診断書や医師の診断書、検査結果等)を合わせて提出することで、一般的な医療保険に無条件で加入できることもあります。

医療保険は、各保険会社から多くの保険が販売されており、選択肢も豊富になっています。

ご自身の健康状態等も含め、自分に合った医療保険に加入することをおススメします。

執筆者

綿引 隆弘(ファイナンシャルプランナー)

1995年大学卒業後、大手住宅販売会社に入社。FP資格を活かすべく2002年外資系金融機関に転職。ライフプラン・相続事業承継・リタイアメントマネジメント等、法人・個人への提案業務に従事。2012年、更なるソリューションを追求するために独立し現在に至る。~Improve your quality of Life~(価値ある人生のお手伝い)を旨として、人生に関わるすべての課題・問題に対し、ファイナンシャル・プランナーとして、また保険マンとして、そしてひとりの人間として、解決方法を見出していく活動をしています。ほけんペディアへの記事掲載については、より多くの方々に保険について詳しく知って頂きたいという気持ちと自分自身が真摯に保険に向き合うことが出来る素敵な時間になっています。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士AFP資格トータル・ライフ・コンサルタント
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