がん保険の見直しは必要? 選び方のポイントは?

がん保険

2人に1人が、がんになる(※国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」罹患データ(全国推計値2014年データに基づく)と言われる時代ですが、みなさんはがん保険に加入されていますでしょうか。

生命保険に関する全国実態調査平成30年9月(生命保険文化センター)によれば、がん保険とがん特約は全世帯の62.8%が加入しています。

今日は既にがん保険に加入している皆様と一緒に、がん保険の見直しが必要かどうかを共に考えてみましょう。

がん保険に見直しは必要なのか

結論から言いますが、見直しは必要です。

新薬開発や新しいがん検査方法などのニュースをよく耳にすることがありますが、医療業界は正に日進月歩です。

医療環境の変化とみなさんのニーズの変化に応じて、がん保険も進化しています。

したがって、以前の医療環境に合わせたがん保険に加入している場合、もしもがんになった時に、充分にお役立ていただけないことがあるかもしれません。

見直しというメンテナンスをすることによって保険もより力強く効果を発揮することができるようになります。

したがいまして、既にがん保険に加入されていても定期的に見直しは必要なのです。

次に、がん保険見直しのポイントをチェックしてみましょう。

がん保険の見直しのポイント

自分のニーズに合っている保険か

がん保険の主な保障内容をご紹介します(あくまでも一般的な内容となります。

ご加入されている保険の詳細については、保険会社へ確認をしましよう。)

現在加入しているがん保険で保障されているかどうか、見直しのポイントに注意しながらチェックしてみましょう。

がん保険のおもな保障内容

保障内容特徴見直しのポイント
がん診断給付金がんと診断された場合に一時金を受け取れる。
1回につき10万円~300万円等。
上皮内新生物でも保障されるか。
複数回受け取れるかどうか。
入院給付金がんで入院した際に受け取れる。
1日あたり5,000円~50,000円等。
入院の日数制限があるかどうか。
給付金日額設定は妥当かどうか。
手術給付金がんで手術をした際に受け取れる。
手術の種類に応じて入院給付金の10倍~40倍等。
支払い対象にならない手術があるかどうか。
通院給付金退院後に通院した際に受け取れる。
1日あたり5,000円~15,000円等。
入院前の通院も保障されるかどうか。
通院の日数制限があるかどうか。
先進医療特約がんで先進医療を受けた際の技術料。
通算で1,500万円~2,000万円等。
保険期間はどのようになっているか。
給付される内容はどうか。
払込免除がんと診断されたら以降の保険料が免除になる。払込免除になるがんの種類があるかどうか。
治療費用実際にがん治療に要した費用が補償される。補償される限度額があるかどうか。

みなさんが現在ご加入中のがん保険で保障されている内容がいくつかあったのではないでしょうか。

また、もしかしたら保障されていないものがいくつかあったかもしれませんね。

ここで、改めてご自分にとって必要な保障と不要な保障を厳しい目で仕分けしてみましょう。

保障内容の詳細は、こちらの記事もご参考ください。

「がん保険の選び方のポイント!」
https://hokenpedia.jp/ganhoken/gan-erabikata/

それでは、次に見直しのポイントについて詳しくみていきましょう。

保険金額が十分か

ご自分に必要ながん保障の仕分けが終わったら、次に重要になってくるのは保険金額が充分かどうかという点です。

そのためには、がんの治療費がいくら必要になるのか、公的保障からいくら保障されるのか知っておく必要があります。

がんの治療費については、こちらの記事もご参考ください。

「がんの治療費はいくら必要?公的保障とがん保険の基礎知識」
https://hokenpedia.jp/ganhoken/gan-chiryouhi/

保険に加入していたけれど万が一の時に保険金が足りなかったというのでは保険に加入した意味がありません。

また、保障内容を厚くしすぎて保険料が家計を圧迫するようでは全くもって本末転倒です。

しかしながら、考えれば考えるほど保険金がいくら必要なのか分からなくなった方もいるかもしれません。

先日、私の知人が白血病で亡くなりました。

闘病期間は4年でした。とても残念です。

後に息子さんから伺いましたが、約1,300万円の費用を要したようです。

治療費は個人によって相違があると思いますが、身近にがんになった方がいて、高い治療費に苦しむ姿を見ると、尚更に保険金をいくらに設定すれば充分なのかわからなくなります・・・

がん診断一時金をいくらにすればいいかわからないという相談をよく受けておりますが、
統計上、まずはがん診断一時金を100万円に設定することを基本に考えて、再発に備えて複数回受け取れるかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。

とお伝えしております。

がん診断給付金(一時金)については、こちらの記事もご参考ください。

「いくら必要?がん保険の診断給付金(一時金)とは」
https://hokenpedia.jp/ganhoken/gan-ichijikin/

保険金額が、がんと闘うファイトマネーとして充分かどうか、また支払う保険料は高すぎないかどうかを、厳しい目で見てジャッジしてみてください。

給付条件が厳しくないか

保険に加入していたのに、保険金を受け取ることができなかったとしたら大問題です。

保険に加入する最大の目的は「保険金を受け取る」ことだと思います。

しかしながら、保険金を給付する条件は保険会社によって違いがありますので注意が必要です。

例えば「がん診断給付金」について考えてみましょう。

保険会社によっては、がんと診断されたら一時金を受け取ることができるものもあれば、入院をしなければ受け取れないものもあります。

当然ながら入院が必要な方が給付条件は厳しいといえます。

また、初期のがんである「上皮内新生物」も保険会社によって給付条件が異なります。

保険会社によって、「上皮内新生物」の場合、「がん診断給付金」を10%受け取れることができるものもあれば、100%受け取れるものもあります。

中には上皮内新生物は対象外と定めている保険会社もあるので注意が必要ですね。

また、がんは治療が終わっても再発が怖い病気です。

再発した時にもしっかりと保障を受け取れるかどうかもポイントです。

保険会社によって「がん診断給付金」の受け取ることができる回数にも大きな違いがあります。

一度しか受け取れない保険会社もあれば、1年や2年に1度複数回受け取れる保険会社もあります。

さらに、複数回支払いの給付条件も診断確定なのか、入院や手術が必要なのかにもご留意ください。

先進医療保障があるか

皆さんの中には、がん治療において「先進医療」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

先進医療に対する費用は全額自己負担ですので、高額になるかもしれません。

その先進医療に対する技術料を保障してくれるのが先進医療保障です。

保険料は100円/月~200円/月です。

しかしながら、先進医療の対象となる療養は厚生労働省が認めたもので、定期的に見直しが実施されています。

さらに療養毎に受診できる医療機関が定められているので注意が必要です。

先進医療保障については、こちらの記事もご参考ください。

「がん保険の先進医療保障は必要か?」
https://hokenpedia.jp/ganhoken/gan-senshin/

見直しをする際は空白期間に注意する

見直しをしてがん保険に新たに加入する場合、空白期間に注意が必要です。

多くのがん保険は、一般的に待機期間が90日となっています。

つまり、保険期間の始期から90日(3ヶ月)はがんになっても保障されません。

保障の空白期間をなくすためには、以下の対策が必要です。

① 以前のがん保険契約と新規がん保険契約を90日間ダブルで加入する
② 待機期間の無い保険商品を選択する
③ 前契約条件付解約手続きをする

※②と③は特定の保険会社と保険商品によります。

まとめ

医療技術の進歩と共にがん保険も日々進化を続けています。

もしかしたら以前加入されたがん保険では、保障が充分ではないかもしれません。

いつがんになるかわかりませんよね。

一度がんになるとがん保険見直しは難しくなります。

この記事をここまで読んでくださったのも何かのきっかけかもしれません。

この機会を大切に、信頼のできるファイナンシャルプランナーさんと共にがん保険見直しを検討されてはいかがでしょうか。

執筆者

梶野 俊太郎ファイナンシャルプランナー

東京都足立区に住む、筋トレが趣味の2児の父親。2000年外資系損害保険会社入社。2004年には、全ての基準を達成し独立開業。1,500件以上の損害保険事故処理の経験を柱に、常にお客様に寄り添うコンサルティングサービスを提供し、提携先や法人個人の数多くのクライアントから絶大な信頼を獲得。誠実に一生懸命をモットーに保険を通してお客様の満足の創造を目指しています。
■保持資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士
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