がん保険は20代でも必要? 加入のメリットとデメリット

がん保険

日本人は男性も女性も2人に1人はがんにかかる時代と言われています。
※国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」罹患データ(全国推計値2014年データに基づく)

このようにデータを見ると、がん保険の必要性は感じられると思います。

では何歳の時に加入するのが良いのでしょうか。

若い20代の人でも加入した方が良いのかをみていきましょう。

がん保険は20代でも加入しておくべき?

まずはデータから加入すべきか検証していきましょう。このような言葉を聞いたことありますか?「累積罹患リスク」

これは、ある年齢までにある病気に罹患する(その病気と診断される)おおよその確率になります。

生涯でがんに罹患する確率は、男性62%(5人に3人)、女性47%(約2人に1人)。

このようなデータを基にして、日本人の2人に1人ががんにかかると言われるようになっております。

出典 国立がん研究センターがん情報サービス 最新がん統計『がんに罹患する確率~累積罹患リスク(2014年全国推計値データに基づく)』(以下データは全て同じ出典)

がんにかかる年齢別のリスク!20代の場合は?

次のデータは、現在の年齢別がん罹患リスクです。

それでは、20歳の人がどのくらいの確率でがんになるのかみていきましょう。

現在20歳の男性が20年後までにがんと診断される確率=0.9%

現在20歳の女性が20年後までにがんと診断される確率=2.0%

この数値を大きいとか小さいとかという感じかたは皆さんいろいろあると思いますが、このデータで一つ言えることは20歳の女性の方が20歳の男性よりも2倍の確率でがんに罹患するということです。

20代でがん保険に加入するメリット・デメリット

今のところ家族にがん患者はいないから自分もかからないと思う、そもそもどんな保障かもよくわからないし必要性も感じないというのが20代の本音はこのようなものではないでしょうか。

では、20代という若い年齢のうちにがん保険に加入する事にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット

保険の加入に際しては、健康告知や医師による診査などが必要になります、これはがん保険においても同様であります。

その際、過去にがん発症歴があれば、当然がん保険への加入は基本的に難しいです。

がん以外の病気であっても、がん保険に入れなかったり、特別条件といって保険料が割高になったり、特定の部位については保険金が支払われないなどの条件が付けられる事もあります。

そういった意味で考えると、健康状態に問題が出る事の少ない20代というのは、がん保険への加入を断られる可能性が低いというメリットがあります。

また、生命保険や医療保険に加入する場合、若いうちの方が保険料は安くてすむというような話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

実際、同じ保障内容であれば、ほとんどの場合で、年齢が若いほど毎月(毎年)の保険料は安く設定されています。

これは、保険会社の支払いのリスクが保険料に反映されるためになります。ですので、40代、50代といった年齢の人と比較した場合に20代の人への保険金(給付金)を支払う確率は当然低くなります。

そのために20代といった若い人は40代、50代で保険に加入する場合に比べて保険料が安くなるのです。

がん保険に関しても同じことが言え、20代のような若い時期に加入したほうが、少ない保険料で充実した保障をもてるということになります。

デメリット

そういった中で、自分にあったがん保険を選ぶことは、20代の人には簡単なことではありません。

なぜなら、まわりにがんを罹った人(友人や同僚等)が少なく、具体的な情報が少ないからです。

がん保険だけに限らず、保険の資料等を読むことは、年齢を重ねても理解が難しいですし、その保険の必要性を感じなければ読む気持ちもあまりおこらないではないでしょうか。

ですので、どれを選べばいいのかわからないとなって、面倒なので加入はしないとか結論を先延ばしにしようという風になってしまいます。

20代は学生か、就職していたとしてもまだ年数が短く、一般的に収入が多くない年代であるともいえます。

また、さまざまなことに興味を持ち、色々なことに挑戦するためにも、お金が必要な時期であるともいえます。

そのような時期に、毎月(毎年)定期的に保険料が引き落とされていくのは、金銭的な面で負担感が生じてしまうというデメリットがあります。

ですので、必要性を感じられないものに、毎月お金を払っていく気になれないという気持ちも理解できないことではありません。

20代でがん保険に加入するのにおすすめな人

女性

上記に書いた通り、若い世代では女性のほうが男性に比べてがんにかかる可能性は高いといわれています。30歳でも同じ事が言えます。

参考
現在30歳の男性が20年後までにがんと診断される確率=2.0%
現在30歳の女性が20年後までにがんと診断される確率=5.0%

なぜならば大腸がん・肺がんなどの男女ともに発症するがんに加えて乳がん・子宮がんなどの女性特有のがんにかかることがあるからです。

女性特有のがんは比較的若い20代のうちから発症が認められるため、女性のほうが男性よりもがんの罹患率が高くなります。

ですので、20代女性におけるがん保険の必要性は、男性における必要性よりも高くなることが考えられます。

がんになった家族がいる人

20代の人はがん保険の必要性を感じる機会は少ないと思います。

しかし、家族や身内にがんに罹った人がいらっしゃる場合は違うのではないでしょうか。

金銭的なことや精神的なことなどで、とても苦労されている姿をみられたのではないかと思います。

また、その家族や身内の方ががん保険等に加入されていて、その保険から診断金や給付金が支払われていたとすれば、保険のありがたみや保険に加入して良かったと思ったのではないでしょうか。

その様な方々は保険の必要性を感じられると思います。

貯金がない人

昨今、日本では医療技術、治療方法がとても進歩してします。

ですので、昔に比べてがんに罹患した方の死亡率の低下や早期発見できるようになってきました。

治る確率が高まったとも言えます。

そうすると今度は治療費がかかるとも言えるのではないでしょうか。

一般的に20代は上記にも書きましたが収入や貯金がまだ多くない世代と言えます。

そのような方々にとっては期間限定の保障であったとしても保険は役に立つと考えられます。

まとめ

20代ではがんに罹る確率も非常に低く、がん保険の必要性を感じる年代ではないかもしれません。

しかし、がんに罹ってからでは、がん保険に加入することが難しいというのも事実です。

保険料が安くすみ、加入を断られる可能性の低い20代だからこそ、がん保険の加入を検討してみる価値があるのではないでしょうか。

執筆者

宮野 亮一(ファイナンシャルプランナー)

1995年大学卒業後、空調関係のメーカーに就職。このころ職業能力検定の一つとなったファイナンシャル・プランニング技能士、いわゆるファイナンシャルプランナーという仕事に興味を持ったことがきっかけで、2001年に損保系生命保険会社へ転職。主な業務は、家計相談やライフプランニング、そして個人・法人保険の販売。12年の経験を積み、より幅の広いコンサルティングアドバイスするために現職へ。個人の家計相談はもちろん、ライフプランセミナー、相続・事業承継等のコンサルティングを行う。ほけんペディアでも、幅広い分野の記事を執筆中。
■保持資格:AFP資格2019年度MDRT成績資格会員(Court of the Table会員)相続診断士
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